中国深圳に本社を置くスマホメーカー「Blackview」から登場した8インチタブレット『Blackview Tab6』について、仕様と使ってみた感想をご紹介します。
- 1万円台と安価
- 8インチのちょうど良いサイズ感
- エントリーモデルの8コアCPUを凌ぐ性能
- microSD、GPS機能、Android11に対応
Blackview Tab6の開封
まずは開封と外観のチェックです。
- タブレット本体
- ユーザーガイド
- 充電ケーブル
- SIMピン
- ACアダプター
タブレット本体
まずは本体を見ていきます。
Blackview Tab6は、中国のメーカーBlakviewが手がける8インチのAndroidタブレット。
カラーリングはマカロンブルー、ピーチゴールド、トリュフグレーの3色がラインナップされています。
今回、自分はピーチゴールドを選択しました
色味はピンクがかったものを採用しており、細かなラメの入った表面加工。
オモテ面上部にはスピーカーと2MPのフロントカメラ、裏面には5MPのリアカメラとフラッシュが搭載しています。
フレーム上部にはイヤホンジャック、simスロット、USB-Cコネクタ、下部にはスピーカーが2基搭載。
サイドには音量ボタンと電源ボタンが配置されています。
スピーカーはステレオスピーカー仕様です!
ディスプレイはほんの少し青白い印象ですが特別気になるポイントではありませんでした。
デフォルトの状態でストレージは8.33GB(26%)使用されていますが、128GBまでmicroSDの使用が可能なので、足りない場合は補強することが可能です。
ちなみに開封段階で保護フィルムは貼られています。
付属品
付属品で同梱してくるUSBケーブルはUSB-A → USB-C。
アダプタ側はUSB-Aで、最大7.5W出力となっています。
本記事はメーカー様から商品を提供いただき作成しています
Blackview Tab6の製品仕様
製品名 | Blackview Tab6 |
CPU | UNISOC T310(4コア) |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB(MicroSDで最大128GB) |
ディスプレイ | 8インチIPSパネル(1280×800) |
Bluetooth | V5.0 |
カメラ | リア;F/2.8,5MP, フロント;F/2.2,2MP |
バッテリー | 5,580mAh |
充電端子 | USB Type-C |
サイズ | 207.6×124×9.45mm |
重量 | 365g |
OS | Android11.0 |
Blackview Tab6のベンチマーク
Blackview Tab6に搭載されているCPUは4コアのUNISOC T310と呼ばれるモデル。
名前の印象ではあまり期待できないように感じるかもしれませんが、実際に計測してみるとSnapdragon 660やHelio A25を凌ぐほどでした。
Antutu v9で報告されている総合スコアは約15万点と、快適なブラウジングが行えるレベルで、同価格帯の8インチタブレットの中では高性能な部類に入ります。
実際に手元でGeekbench 5の測定したところ、以下のような結果になりました。
Single | Multi | Vulkan |
361 | 706 | 90 |
Blackview Tab6のよくある質問
Blackview Tab6の使用感
Tab6は、サイズ感・処理性能ともに、ライトユーザーからすると「ちょうど良い」使用感です。
8インチのちょうどいいサイズ
一般的にスマホは6インチ前後、タブレットは10インチ前後がメジャーな中、その中間ポジションとなる今回のBlackview Tab6。
8インチのサイズで365gの筐体は、想像以上にコンパクトです。
横幅も21cmほどと、片手で持つことも容易なため、ソファで漫画を読む際や電車でニュースを読む際などにちょうど良い印象でした。
一方、画面が小さいが故の短所もあり、Qwerty配列での入力は若干不便に感じるかもしれません。
Blackviewタブレットの10インチモデルはこちら↓
ブラウジングなら問題ない処理性能
Blackview Tab6はAntutu15万点の処理性能を搭載しており、日常的なブラウジングやSNSではまず困りません。
この価格帯の8インチタブレットといえばAntutu10万点が相場なため、選択肢としては非常に有力です。
ブラウザ二つでのSplit Viewも問題なく動作しました!
動画再生もとくべつカクつくことはありませんでしたが、ディスプレイ解像度がHD(1280×800)な点で相殺されている印象です。
カメラ性能はぼちぼち
Blackview Tab6はリアカメラ5MP、フロントカメラ2MPとあまり解像度は高くありません。
観賞用の写真撮影ではなく、記録用の撮影デバイスとして使用するのが主な用途になるかと思われます。
オートフォーカスの速度もそこまで速くないため、カメラ性能には期待しすぎない方が購入後の後悔が少なそうです。
自分自身、普段はタブレットで写真を撮らないので不便には感じませんでした
IIJのSIMとは相性があまり良くない
各所のレビューで一部docomo系のSIMとの相性が良くないとのコメントが見受けられます。
実際に自分の持っているIIJmioのSIMを差してみたところ、やはり正常に認識しませんでした。
アクセスポイント名(APN)の追加ができないようで、対策としては以下の方法が挙げられます。
解決策
デフォルトAPN「spmode」のAPN値だけを『iijmio.jp』に変更して保存
まとめ
同価格帯の8インチタブレットの中では高性能な部類に入る『Blackview Tab6』
改めて製品のポイントを整理すると、以下のようにまとめられます。
- 1万円台前半と比較的安価
- 8インチのちょうど良いサイズ感
- エントリーモデルの8コアCPUを凌ぐ性能
- microSD、GPS機能、Android11に対応
今回検証はしませんでしたが、GPS機能とGoogleアシスタント機能を併用して、カーナビとして使用するのも良いかもしれません。
結論として、大手ECサイトで人気の8インチタブレット「アイリスオーヤマ LUCA」や「Teclast P85」と比較しても、圧倒的にBlackview Tab6がおすすめです。