現在メインで使用しているiPhone12 miniとは別に、サブ機としてXioamiの「Mi 11 Lite 5G」を購入。
当機はXiaomiのSIMフリースマホとしては初となるFeliCa/おサイフケータイ対応のスマホで、価格は4万円台前半(店舗によっては4万円以下)と格安ながらも、普段使いには十分なスペックを持っています。
今回はそんなXioami「Mi 11 Lite 5G」の開封レビューをお届けします。
Mi 11 Lite 5Gの開封
パッケージには11と大きく書かれ、側面に仕様や規格などが記載されています。
内容物は本体、充電ケーブル、アダプタ、SIMピン、ケース、オーディオ変換プラグ、説明書、保証書。
本体はかなり薄く、すりガラス調の背面には「Xiaomi 5G」の文字
FeliCaマークと三眼カメラも搭載しています。
カメラは角度をつけて見るとこのようになっており、左上がメイン、左下が超広角レンズ、右上がマクロレンズ、右下がフラッシュとなっています。
本体底面には左からスピーカー、USB-Cコネクタ、マイク、SIMスロット、上面にはマイクのみ搭載しています。
片側面には指紋センサー搭載の電源ボタンと音量ボタン。
付属のケースを装着してみましたが、画面周りやカメラ周りがきちんと出っ張っているなど、意外と仕上がりはしっかりしています。
一方、経年変化によって黄ばんできてしまうことも想定内なので、早いうちに別のものを用意したいと思います。
手元のiPhone12 miniと並べてみるとこんな感じで、ぱっと見でiPhone12 miniの1.5倍くらいの画面サイズがありそうです。
さっそく電源を入れてみます。
初期設定は画面内の手順に従っていれば特別難しいことはありません。
最新のバージョンにアップデートして準備完了です。
Mi 11 Lite 5Gの特徴
今回手に入れたMi 11 Lite 5G、見た目の最大の特徴はその薄さと軽さ。
重量は159g、厚さは6.81mmとMi11シリーズで最も軽量なモデルとなっています。
一般的なAndroidユーザーが5G対応機種を検討する際、必ずと言って良いほど選択肢に登場しているMi11 Lite 5G。
薄いからといってデザインやスペックに妥協しているわけではなく、シンプルかつ高級感のある外観をし、ハイエンドに迫る程の性能を積んでいます。
カラーはトリュフブラック,シトラスイエロー,ミントグリーンの3色。
どのカラーも柔らかい印象で透明感のある見た目なのはかなり好感が持てます
画面は6.55インチ、2400×1080のAMOLEDディスプレイ。
リフレッシュレートは90Hzに対応しています。
カメラ性能も非常に高く、アウトカメラは
- 64MPのメインカメラ
- 8MPの超広角カメラ
- 5MPのテレマクロカメラ
を搭載し、20MPのインカメラも搭載しています。
バッテリー容量は4250mAh、充電はUSB-Cで最大33Wの急速充電に対応。
MacBook Airと同じ充電セットで充電することができます。
採用しているSoCはQualcommのSnapdragon 780G。
ミドルレンジモデルに搭載するのがもったいない程のスペックで、自分のようにゲームをしない場合は、日常生活の中でスペック不足を感じることはまずありません。
最後に個人的には外し難い機能「FeliCa / おサイフケータイ」
この価格帯でおサイフケータイ搭載のAndroid端末はかなり限られているため、この要素だけでMi11 Lite 5Gを選ぶ人もいるくらいです。
Mi 11 Lite 5Gの製品仕様
- Mi 11 Lite 5G
- AC アダプタ
- USB Type-C ケーブル
- SIM 取り出しツール
- Type-C to 3.5 mm イヤホン アダプタ
- 保護ケース
- クイックスタートガイド
- 保証書
基本情報
OS | MIUI 12 (Android 11準拠) |
SoC | Snapdragon 780G |
メモリ | 6GB (LPDDR4X) |
ストレージ | 128GB (UFS 2.2) |
本体
カラー | トリュフブラック,シトラスイエロー,ミントグリーン |
ディスプレイ | 6.55インチ FHD+AMOLED ドットディスプレイ |
スピーカー | ステレオ |
セキュリティ | アークサイド指紋センサー,AI顔認証ロック解除 |
バッテリー容量 | 4250mAh |
充電 | USB-C 最大33W |
NFC | FeliCa, おサイフケータイ |
SIMスロット | デュアルnano-SIM, SIM1 + SIM2 / Micro SD |
カメラ
メインカメラ | 64MP, f/1.79 |
超広角カメラ | 8MP, f/2.2, 119°FoV |
テレマクロカメラ | 5MP, f/2.4 |
インカメラ | 20MP, f/2.24 |
通信と接続
無線ネットワーク | Wi-Fi 4, Wi-Fi 5, Wi-Fi 6, 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth5.2 |
Mi 11 Lite 5Gの動作検証
Mi 11 Lite 5Gの使用感について解説していきます。
メモリ6GB、SoCにSnapdragon780Gを搭載しているだけあって、日常範囲内の使い方であれば十分すぎる快適さ。
ブラウジングやSNS、動画視聴などたいていの動作は安定しています。
Mi 11 Lite 5Gのベンチマーク測定
Mi 11 Lite 5GのGeekBenchでのベンチマーク測定結果は以下の通り。
単純なスコアで言うとSumsung Galaxy Note20 Ultraに次ぐスペックですが、それ故か多少発熱しやすい特徴があるようで、ベンチマーク測定の後は温かくなっていました。
Mi 11 Lite 5Gのカメラ性能(作例あり)
Mi 11 Lite 5Gのカメラは広角、超広角、テレマクロの3眼構成。
メインカメラは64MPに設定すると、かなりキメの細かい写真の撮影が可能。
一昔前までは格安Android端末に夜の撮影なんてとても任せられませんでしたが、Mi 11 Lite 5Gであれば、夜でも意外と機能しそうな感じがします。
ズーム機能はデジタルズームで最大10倍まで対応していて、2倍くらいまでであれば、ぱっと見の荒さを感じずにズームできます。
マクロレンズはかなり近くまで寄ることができ、 手元のAmazon Egho Dotで試してみると、デジタルズームと併用でここまで綺麗に撮れました。
純正のカメラフォルダに空を変えられる編集機能が搭載していて、このようにAIで全く異なった天気や景色に変えることができます。
iPhone12 miniとの比較
自分がメインで使っているiPhone12 miniとの比較もしてみました。
こうして比べてみると、やはりiPhoneは黄色味がかっている印象。
夜景に関してはMi 11 Lite 5Gの方が黒つぶれが少ないように感じます。
Mi 11 Lite 5Gの対応コーデック
Mi 11 Lite 5Gの隠れた強みとして、高音質なBluetoothコーデックに対応していることが挙げられます。
Mi 11 Lite 5Gの対応コーデック | 音質 | 特徴 |
---|---|---|
AAC | SBCより高音質 | Apple製品に採用されているコーデックでAndroid8以降にも対応 |
aptX | CDと同等の音質 | 最近のAndroid端末やPCに適用されるコーデック |
aptX HD,Adaptive,TWS+ | 可変ビットレート | 最大でハイレゾ級の音質 2018年以降のAndroid端末に搭載していることが多い |
LHDC (V1,2,3,4) | ハイレゾ相当の音質 | 台湾のSavitechが開発した最高音質のコーデック |
LDAC | ハイレゾ相当の音質 | SONYが開発した最高音質のコーデック |
今年発売したSONYのWF-1000XM4やEdifierのNeoBuds Proは日本で初めてワイヤレスイヤホンでありながらハイレゾ再生に対応しました。
当然それに伴いこれからハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンは増えていき、デバイス側もハイレゾコーデックに対応している必要がありますが、比較的安価なミドルレンジモデルは未だハイレゾコーデックに対応したものが少ないのが現状。
それが今回、約4万円で購入できるMi 11 Lite 5GがLDAC,LHDCに対応したことで音楽再生機器としても優秀な一台に仕上がりました。
Mi 11 Lite 5Gのデメリット
これだけ優秀なMi 11 Lite 5Gですが当然デメリットもあります。
- 防水性能が低め
- イヤホンジャック無し
- ワイヤレス充電非対応
- バッテリー持ちがイマイチ
防水性能が低め
防水性能はIP53と、防塵は十分ですが防水性能は「防滴」止まり。
水飛沫を受ける程度であれば問題ありませんが、iPhoneのようなハードな使い方はできなさそうです。
イヤホンジャック無し
Mi 11 Lite 5Gはイヤホンジャック非搭載。
Bluetoothは高音質コーデックに対応している反面、有線での音楽視聴は変換アダプタを要するので一手間かかります。
ワイヤレス充電非対応
個人的にワイヤレス充電非対応なのは一番惜しかった点。
自分の場合、スマホ、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンを全てワイヤレス充電で運用しているので、Mi 11 Lite 5Gをこの運用に組み込めず、ケーブルを用意する必要が出てきてしまったのは残念でした。
バッテリー持ちがイマイチ
バッテリー容量は4250mAhありますが、画面のリフレッシュレートを90Hzに設定していると気づかないうちにどんどん消耗します。
メイン機として使う場合は多少配慮が必要です。
Mi 11 Lite 5G がおすすめな人
このスマートフォンを選ぶ一番大きな理由は「約4万円で快適な使用感が得られる」という点。
Snapdragon 780G、メモリ6GB、ストレージ128GB、リフレッシュレート90Hz
でこの価格なのは良い意味で非常識です。
他にもMi 11 Lite 5Gの長所をざっくりまとめると、「薄くて軽い」「Xiaomi独自のパフォーマンス」「FeliCa/おサイフケータイ搭載」「ハイレゾコーデック対応」などが挙げられます。
- とにかくコスパ重視でスマホを探している人
- サブ端末として検討している人
- おサイフケータイ機能が欲しい人
- 高音質コーデックで音楽を聴きたい人
- アプリクローンを使いたい人
まとめ
XiaomiのSIMフリースマホとしては初となるFeliCa/おサイフケータイ対応のスマホ「Mi 11 Lite 5G」
今回はその開封レビューをお届けしました。
この価格帯でこれほど快適な操作感が手に入る端末はなかなか登場しないので、迷っているくらいなら買ってしまって問題ありません。
SIMは楽天モバイルを挿そうと思っているので、乗り換えについての記事も早いうちにアップしたいと思います。