2021年6月に日本で発売されたMobvoi製の『TicWatch E3(ティックウォッチ イースリー)』
価格帯としてはミドルレンジですが、プロセッサはフラッグシップモデルTicWatch Pro3と同じSnapdragon Wear 4100を搭載しています。
今回は、TicWatch E3の購入を検討している方、TicWatch E3の使用感が気になる方に向けて、スペックや3ヶ月ほど使ってみた感想をご紹介します。
💡現行モデル全4種を実際に使ってみた比較レビューはこちら↓
TicWatch E3の外観・デザイン
TicWatch E3はWear OS by Googleが標準搭載とのことで、パッケージにもその記載がなされています。
梱包はこのようになっており、内容物は他のTicWatchモデルと同じく、取扱説明書、クイックスタートガイド、充電ケーブル、本体です。
仕様の変更で言うと、充電ケーブルがTicWatch Pro3のものと同じものになりました。
本体外観は特にこれといった装飾等は無く、シンプルな印象。
フラッグシップのPro3は無骨な印象で比較的メンズ向けのデザインだったのに対し、今作E3の場合は落ち着いたデザインなため、環境や性別を問わず、幅広い場面で使用できそうです。
サイドにはボタン二つとマイクとスピーカー
裏面には各種センサーと充電端子が搭載しています。
Pro3と比べると、厚みは4mmほど厚く、重さは10gほど(割合で言うと2~3割ほど)軽くなっています。
裏面を見比べてみると、充電端子の位置や規格類の表記が若干異なることが見て取れます。
今回ストラップ幅は20mmで、Amazonや楽天で交換用のものを買えば付け替え可能とのことです。
TicWatch E3の製品仕様
モデル | TicWatch E3 (ティックウォッチ イースリー) |
サイズ | 44 x 47 x 12.6mm |
重さ | 約32g 色;Panther Black |
素材 | ポリカーボネート, ガラス繊維 |
スクリーン | 2.5D ガラス |
ストラップ | シリコンラバー, 20mm, Black |
OS | Wear OS by Google |
SoC | Qualcomm Snapdragon WearTM 4100 Platform |
メモリ | RAM 1GB / ROM 8GB |
ディスプレイ | 1.3″ High Density Display (360 x 360 px) |
接続 | Bluetooth 5.0, Wi-Fi 802.11b/g/n |
GNSS | GPS + GLONASS + Beidou |
NFC決済 | Google Pay |
センサー | Accelerometer, Gyro Sensor, HD PPG Heart Rate Sensor, SpO2 Sensor, Low Latency Off-Body Sensor |
バッテリー | 380mAh |
防水等級 | IP68, 水泳 |
価格 | ¥22,133(税込) |
本記事はメーカー様から商品を提供いただき作成しています。
TicWatch E3の使用感
Snapdragon Wear 4100&1GBメモリ搭載で動作が快適
今回のTicWatch E3、約2万円ほどで購入できる上、3万円台のモデルと同じプロセッサとメモリ容量を搭載しています。
搭載しているプロセッサはQualcommの『Snapdragon Wear 4100』
これはGoogleの提供しているWear OS搭載のスマートウォッチでは最高クラスのものになります。
一世代前のSnapdragon Wear 3100と比べて、CPU性能は85%上昇、GPU性能は150%も上昇しています。
そのため、瞬間の使い心地に焦点を当てれば、フラッグシップとほぼ同等に感じました。
前モデルであるTicWatch E2に搭載されていたのはSnapdragon Wear 2100だったため、その性能差は歴然。
Googleアシスタントの起動に時間がかかったり、アプリのアップデートやインストール後、落ち着くまで数分かかったりといった現象はかなり軽減されたと思います。
画面の触り心地が滑らか
TicWatch E2は持ち合わせていないためカタログ上での比較となりますが、外観の変化として、ディスプレイが陥没したデザインから段差の無いフラットデザインになったことで、画面の端まで正確に操作できるようになったことが挙げられます。
また、2.5Dの曲面スクリーンは触り心地も抜群で、サラサラした感じというより、どちらかというと指が吸い付くような感覚。
日常的に操作している中で、引っかかりや誤操作などを起こしにくく、個人的にTicWatch E3の好きなところです。
正確なトラッキング機能
TicWatch E2では搭載されているメモリ容量が少なかったためか、複数のトラッキング機能を同時に処理する際に動きが重くなったり、そもそもに睡眠トラッキングが搭載していなかったりと、常時健康状態を記録する様な使い方には向きませんでした。
一方、E3では1GBメモリと強力なプロセッサが搭載しているため、複数のトラッキング機能を同時に処理することも容易です。
トラッキングアプリとして利用できるのは主にGoogle Fit系のものと、MobvoiのTic系に二分されます。
アプリを通じてGoogle Fitには情報が自動で共有されるので、途中でフィットネス管理アプリを切り替えたいと思った際、それ以前のデータが同期してあるので移行がしやすいです。
具体的に今回使用したアプリに関して次項で扱いますが、Pro3の時と全く同じなので、それぞれのアプリの詳しい仕様についてはそちらの記事でチェックしてみてください。
公式アプリ「Mobvoi」との連携もGood
TicWatch E3はスマートフォンアプリ「Mobvoi」と連携させることで十分にその真価を発揮することができます。
Googleのアプリ「Wear OS」で端末認証の初期設定を行うと、続いて「Mobvoi」アプリも利用可能になります。
Mobvoi
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ウォッチのTicアプリで収集したトラッキングデータは、基本的にスマートフォンの「Mobvoi」アプリ上で確認することになります。
スマートフォンにアプリをインストール後、「デバイスを追加」から今回のTicWatch E3を選択すると同期が開始
デバイス名「TicWatch E3」をタップすると、データがこのように表示されます。
日常的な活動に関するデータをはじめ、フィットネストラッキングや、
睡眠のトラッキングもこのように確認することが可能です。
前述の通り、「Mobvoi」アプリを通してGoogle Fitにデータが同期されるため、Tic系のアプリで収集したトラッキングデータを、スマートフォン上の「Google Fit」アプリで下のように確認することもできます。
課題は電池持ち
製品が手元に到着して約1ヶ月半の間使用してみて、機能面でそこまで不満は感じませんでしたが、充電の持ちに関しては、以前使用していたTicWatch Pro3と比較して少し気になりました。
今回のE3、フラッグシップのPro3と大きく異なるのがディスプレイの構造。
Pro3は上層の低電力スクリーンを使用したモードで最大45日間のバッテリー持続が売りでしたが、E3の場合は一層構造なため省電力モードに限界があります。
トラッキング機能を全てオンにした状態だと、バッテリー持続時間は1日〜1日半程度。
食事時や湯浴時に充電しておけば十分回せると思いますが、他社製の独自OSモデルと比較すると、一歩二歩及ばずといった印象です。
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まとめ
プロセッサがSnapdragon Wear 2100からSnapdragon Wear 4100 に変更されたことで動作が高速になり、かなり使いやすくなった『TciWatch E3』
また、新たに血中酸素飽和度の計測に対応したことや、IP68等級の防水性能を搭載するなど、利便性が大幅に向上。
その他、Wi-Fi通信に対応したため単体で通知のチェックも可能で、NFC&Google Payにも対応し、電子マネー決済も利用できます。
相変わらずWear OS搭載のスマートウォッチでは最強なMobvoiのTicWatchシリーズですが、今回のE3はProモデルより1万円ほど安く購入できるため、OSを重視する方にはかなりおすすめのモデルとなっています。
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