2021年夏に発売したEarFunの完全ワイヤレスイヤホン『EarFun Air Pro 2』
8千円で購入でき、音質・ノイキャンに関して脅威の実力を発揮するとのことで一躍話題となっています。
具体的にどう優れているのか、前モデルのEarFun Air Proと比較しながら詳しく紹介したいと思います。
EarFun Air Pro 2の開封・外観チェック
まずはパッケージの開封と本体の外観のチェックです。
- イヤホン本体、充電ケース
- 交換用イヤーピース
- 充電ケーブル
- 説明書類
- クリーニング道具
充電ケース
充電ケースは黒色のマルっとしたデザインで、上面に「earfun」の文字が刻印され、底面には規格類が印字されています。
前面にはLEDランプ、背面にはUSB-Cポートが搭載されていて、前面のLEDは充電すると点灯するような仕様。
全体的にかなりシンプルで統一感のあるデザインとなっています。
イヤホン本体
イヤホン本体も充電ケース同様に黒一色のカラーリングで、イヤーピースの色がアクセントです。
足の部分に「earfun」の文字があり、少し上にLEDランプが搭載。
内側から見るとこのようになっており、着脱感知センサーやノイズキャンセリング用のマイク、充電端子の接点が確認できます。
ノイズキャンセリングマイクは外側にも搭載していて、2方向によるハイブリッド方式を採用しているようです。
イヤーピースを外すとこのような形状で、フィルター部分の断面は楕円形になっています。
付属品
今回の付属品でまず注目したいのは交換用のイヤーピース。
EarFun Air Pro 2は、薄い設計のAタイプ(赤色)と厚い設計のBタイプ(黄色)、それぞれ3サイズずつ、計6種類が同梱しています。
イヤーピースの厚さは、装着感だけでなく音の聞こえ方にも少なからず影響を与えます。
通常この価格帯であれば交換用のイヤーピースは1〜3サイズしか同梱されないので、このイヤホンは選択肢が多い意味で好印象です。
充電ケーブルはUSB-A → USB-Cで、長さは約30cm。
ケースへの入力は有線・無線どちらも5V/1Aで、10分の充電で最大約2時間の音楽再生が可能です。
また、珍しいことにクリーニング道具も同梱していて、充電端子やイヤホンのフィルター部分を綺麗に保つ方法が記載されています。
本記事はメーカー様から商品を提供いただき作成しています
EarFun Air Pro 2の製品仕様
製品名 | EarFun Air Pro 2(イヤーファン エアー プロ ツー) |
対応コーデック | SBC, AAC |
再生可能時間(イヤホン単体,ケース込み) | 最大7時間, 最大34時間 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.2 |
防水性能 | IPX5 |
重量(イヤホン単体,ケース込み) | 5.3g,53g |
充電方式 | USB Type-C, ワイヤレス(Qi) |
ノイズコントロール | アクティブノイズキャンセリング,外音取り込み |
操作方法 | タッチコントロール |
付属品 | 充電ケーブル, イヤーピース(6種類), 説明書 |
価格 | 7,999円(税込) |
EarFun Air Pro 2の音質
EarFun Air Pro 2の音質は、低〜高音どの音域も高い解像度と適切なバランスを保っており、正直この価格帯では過去最高のクオリティかもしれません。
厚みのある低音、再現性の高い中音、クリアな高音が魅力で、特にボーカル志向の楽曲にぴったりのサウンドです。
前作のEarFun Air proと比べると、音のバランスに関してはほとんど同じ印象ですが、音場は若干広くなったように感じました。
ドライバー口径は10mmと十分で、音質に関して気になる点は特に無く、幅広い層にオススメできる音質となっています。
SoCはAiroha社のAB1562Aを搭載。
MCSyncの左右同時転送技術を採用しているため、片耳のみの再生も可能で、接続不良は一度も経験しませんでした。
- iPhone12 mini;AAC
- Mi11 Lite 5G;AAC
EarFun Air Pro 2のノイズキャンセリング
EarFun Air Pro 2はノイズキャンセリングもかなりの高スペック。
公式の数値を見ると消音能力は最大-40dbと、2〜3万円を超えるハイエンドモデルと遜色ないレベルです。
EarFun Air Pro 2のアクティブノイズキャンセリングはイヤホン外側と内側の両側のマイクを使用したハイブリット方式。
カナル型イヤホンの物理的な耳栓効果と相まって、高い消音効果を発揮します。
乗り物の走行音などの低音はほぼ聞こえなくなり、換気扇やPCのファンなどの定常的な音に関しては、中〜高音のノイズでもしっかりと軽減してくれます。
前作のEarFun Air proは公式の数値だと-38dbだったので、今作はスペック上2dbだけ消音能力が長けていることになりますが、実際につけてみると感覚は意外と異なります。
前作と比べて、より低音重視の消音になった印象です。
対して外部音取り込みモードは、静かな場所で作動させると微弱なホワイトノイズが確認できました。
街中で使用する分には良いかもしれませんが、オフィスや自宅などの環境だと、人によっては気になる部分かもしれません。
自分は全然気にならないレベルでした!
EarFun Air Pro 2の操作方法
音楽再生
- 再生/停止;右/左を2回タップ
- 曲送り;右を3回タップ
- 曲戻し;左を3回タップ
- 音量アップ;右を1回タップ
- 音量ダウン;左を1回タップ
通話
- 受話,終話;右/左を2回タップ
- 着信拒否;右/左を2秒ホールド
- 通話を切り替え;右/左を3回タップ
音声アシスタント
- 着信拒否;右を2秒ホールド
ノイズコントロール
- 切り替え;右を2秒ホールド
ノイズキャンセリング→アンビエントサウンド→ノーマル (→繰り返し)
リセット
- 両方のイヤホンを充電ケースに戻す
- ケースの蓋を開けたまま、リセットボタンを8秒間長押し
- スマホのBluetooth管理画面の「EarFun Air Pro 2」を削除
EarFun Air Pro 2のトラブルと解決策
ノイズや音切れ
- イヤホンとスマホの間にある障害要素(壁、衣類、距離など)を取り除く
- 電磁波を発する機器(電子レンジ、自動改札機など)の近くから離れる
- スマホの不要なアプリを閉じる
- イヤホンをリセットしてサイドペアリングする
充電できない
- イヤホン本体と充電ケースの接触端子のクリーニング
- 充電ケーブルを他のものに変える
片方だけ聞こえない
- 一度両方のイヤホンをケースに戻してから再起動
- 周囲の電磁波環境を確認
- イヤホンをリセットしてサイドペアリングする
タッチセンサーの反応が悪い
- 柔らかい布等でクリーニング
- 指の腹でタップする(爪では反応しない)
- 複数回タップする場合、0.8秒以内に完了させる
まとめ
EarFunから2021年夏に発売された『EarFun Air Pro 2』
価格帯は8千円前後と、市場では低価格に分類されますが、音質・ノイズキャンセリング性能は倍の価格帯のモデルと競えるレベルです。
発売からしばらく時間が経過しているにもかかわらず、その存在感は失わずに人気を集めているEarFun Air Pro 2。
防水性能も高く、ワイヤレス充電にも対応しているので、万人に広くオススメできるイヤホンです。