「ゲーミング」と「タフネス」がテーマの5Gスマートフォン『Blackview BL5000 5G』
AnTuTuベンチマーク(v9)では36万点を叩き出すほどのスペックです。
今回は開封してからしばらく使ってみたので、どれ程のものだったのか詳しくレビューしていきます。
Blackview BL5000 5Gの開封・外観
今回のラインナップはPhantom Black、Flame Orange、Aurora Greenの3色。
自分はPhantom Blackを選択しました!
- BL5000 5G
- AC アダプタ
- USB Type-C ケーブル
- SIMピン
- 説明書類
本体
本体は背面のメカミックな装飾が特徴で、上部にある3眼カメラが目を惹くデザイン。
右サイドには音量ボタンと電源ボタン兼指紋センサー、左サイドにはSIMスロットが搭載しています。
下面にはUSBポートとスピーカーがあり、USBポートに関してはSIMスロットと同様に、蓋つきの止水構造になっています。
ディスプレイ面上部にはパンチホール型のインカメラと電話用スピーカー。
上下のベゼルはサイドに比べ、若干分厚くなっています。
デフォルトのホーム画面はこんな感じ。
初期状態で128GB中、約11GBのストレージ消費でした。
Blackview A80 Proとのサイズ感の比較
付属品
付属品はアダプタと充電ケーブル、SIMピンと説明書の4点。
アダプタは日本仕様で、最大33Wの出力に対応しており、USB-Cポートが一つ搭載しています。
充電ケーブルはUSB-C to Cで片方がL字の設計。
ゲームなどで横持ちになった時でも、手と干渉しないのがメリットです。
SIMピンと説明書は一般的なものが付属しています。
Blackview BL5000 5Gの特徴
Blackview BL5000 5Gはゲーミングとタフネスをテーマにした5Gスマートフォン。
デュアル5G対応でカラーはPhantom Black、Flame Orange、Aurora Greenの3色展開です。
SoCはMediaTekのDimensity700を搭載しており、普段使いでは性能に不満を感じることはないでしょう。
ゲーミング性能に関しても、過去に報告されているスコアを見る限り、重たいゲームでなければ動作は快適かと思われます。
画面は400PPI,6.36インチのFHDディスプレイでパンチホールカメラを採用。
OSはAndroid11をベースとした独自OS『DokeOS 2.1』を採用していて、各種ジェスチャー機能や専用ゲームモードに対応しています。
BL5000 5Gの最大の特徴はその「頑丈さ」
公式サイトでは「ゲームのスリルと感情の発散を最大限に」の文言で、いかに頑丈にできているかがアピールされています。
IP68の防水、IP69Kの防塵防滴性能を有しており、高温・高水圧・スチームジェット洗浄の環境下でも有害な影響を受けない脅威のタフネス。
さらにはMIL-STD810G準拠の耐衝撃性能、ICEモード搭載で極低温環境での動作も可能とのことです。
アウトドアでの使用はもちろん、故意に投げ飛ばしたり災害が発生したりした場合に恩恵が感じられます。
リアカメラは3眼構成、標準広角・超広角・ダミーの三つです。
広角カメラは12MP、超広角カメラは16MPの有効画素数で、最大125°まで画角を広げることが可能。
フロントカメラは16MP、f/2.0と、ビデオ会議でも困らないスペックです。
少し気になるダミーレンズですが、今回は提供ということもあるので、触れずに進めます
生体認証は電源ボタンに内蔵されている指紋センサー。
押さずに触れるだけで解錠が可能です。
本記事はメーカー様から商品を提供いただき作成しています
Blackview BL5000 5Gの詳細な仕様
基本情報
製品名 | Blackview BL5000 5G |
OS | DokeOS 2.1 (Android 11) |
SoC | Demensity 700 (MT6833) |
メモリ | 8GB (LPDDR4X) |
ストレージ | 128GB (UFS 2.2) |
本体
サイズ・重量 | 164×80.4×12.8 mm, 273g |
カラー | 黒、オレンジ、緑 |
ディスプレイ | 1,080×2,300ドット6.36インチIPS |
パネル | Corning® Gorilla® Glass 5 |
スピーカー | モノラル |
セキュリティ | 指紋認証 |
バッテリー容量 | 4980mAh |
充電 | USB-C 最大30W(9V/3.3A) |
NFC | ○(FeliCa, おサイフケータイは非対応) |
SIMスロット | デュアルnano-SIM |
耐久性 | 防水/防塵;IP69K |
耐衝撃 | MIL-STD-810G |
カメラ
リアカメラ①(標準広角) | 16MP, f/1.75 |
リアカメラ②(超広角) | 12Mp, f/1.75 |
リアカメラ③ | ダミー |
インカメラ | 16MP, f/2.0 |
ビデオ | 2Kビデオ撮影, 30fps |
通信と接続
モバイルネットワーク | 5G NR / 4G LTE / 3G / 2G |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth5.2 |
対応コーデック | SBC, AAC, aptX, aptX HD, LDAC |
Blackview BL5000 5Gの動作検証
BL5000 5Gの使用感について解説していきます。
メモリ8GB、Demensity 700を搭載しているだけあって、日常範囲内の使い方であれば十分な快適さ。
ブラウジングやSNS、動画視聴などおおよその動作は安定しています。
各種スコアで比較してもDimensity720や800を凌駕することが判明しているため、スペック的に不足が目立つようなポイントは限られるかと思われます。
ゲーム性能の検証
今回は2022年4月にリリースされた新作アプリ『AZUREA-空の唄-』で動作検証。
AZUREA-空の唄-
無料posted withアプリーチ
ゴリゴリの3Dグラフィック系なので相当のスペックが要求されますが、若干カクつきながらも一応動きはしました。
ただ快適かと言われるとそうではないので、やはり重たいゲームになるとよりハイスペックなモデルが推奨されます。
初期にインストールされていたゲームもいくつかプレイしてみましたが、こちらは低〜中程度の重さだったため余裕で動作しました。
また、ゲーム中は自動で『ゲーミングモード』に移行するようで、通知はオフになり、画面左のバーを引き出すとポップアップが表示されるようになります。
ベンチマーク測定
AnTuTuベンチマーク(v9.3.4)で測定したところ結果は以下の通り。
項目 | スコア |
---|---|
CPU | 101,333 |
GPU | 82,253 |
MEM | 79,342 |
UX | 96,362 |
総合 | 359,290 |
総合得点は約36万点と、ゲーミングスマホの中では中級くらいの位置付けになるかと思われます。
AnTuTuベンチマークスコアの指標
AnTuTu(v9) | 動作 |
---|---|
総合スコア:約50万点以上 GPUスコア:約18万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約35万点〜50万点 GPUスコア:約14万点〜18万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約25万点〜35万点 GPUスコア:約7万点〜14万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約15万点〜25万点 GPUスコア:約3万点〜7万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約15万点以下 GPUスコア:約3万点以下 | サブ端末向き |
カメラ性能(作例あり)
BL5000 5Gは有能なリアカメラを2つ搭載。
昼夜問わず綺麗な写真が撮影できました。
昼間
夕夜
ウォーターマークは3眼レンズをモチーフにしたもので、個人的には好きなデザインです。
Blackview BL5000 5Gの短所
イヤホンジャックが非搭載
BL5000 5Gはゲーミングスマートフォンでありながらイヤホンジャックが非搭載。
音ズレや定位感などを重要視するゲーマーにとって、かなり大切なパラメーターである「音」ですが、USB-Cからの変換ケーブルを使う以外に有線イヤホンを使う術は無さそうです。
幸いにも、コーデックは高音質・低遅延のaptXシリーズ、ハイレゾ相当のLDACに対応しているので、ガチプレイヤーでない限りは、そこまで気にならないポイントかもしれません。
スピーカーがモノラル
本体下部と上部にスピーカーが搭載していますが、ゲーム時に音が出るのは下側だけのモノラルでした。
これは本体の設定でどうにかなる話なのか、そうでないのか詳しくはわかりませんが、横持ちだと片側からしか音が出ないのは少し残念な点です。
リフレッシュレートが60Hz
BL5000 5Gのリフレッシュレートは60Hz。
FPSなど、ゲーム内で俊敏な機動性を求めるゲームは厳しい印象です。
その分バッテリー消費量やプロセッサへの負荷は少ないという面では、メリットとして寄与しているのかもしれません。
Blackview BL5000 5Gがおすすめな人
ここまでレビューをしてみてわかった、Blackview BL5000 5Gがおすすめな人は以下の通り。
- アウトドアで乱暴に使えるスマホが欲しい方
- 大きめのメモリが欲しい方
- 低〜中重量のゲームを快適にプレイしたい方
- 5GのSIMカードを2枚挿したい方
逆におすすめしないのは『重たいゲームをする方』
ゲーミングスマホなのに何を言っているんだと言われそうですが、これが結論です。
Blackview BL5000 5Gにおすすめの格安SIM
Blackview BL5000は5G対応で、日本の格安SIMも利用可能です。
SIMによっては手動のAPN設定が必要な場合もあるので、その際は以下の記事をご参照ください。
Mineo | LINEMO | 楽天モバイル | ahamo | UQモバイル | IIJmio | J: COMモバイル | Y!mobile | OCNモバイルONE | TONEモバイル | LIBMO | イオンモバイル | J:COMモバイル | NUROモバイル | y.u mobile | HISモバイル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月額料金(税込) | 実質0円〜 | 1,078円〜 | 2,970円〜 | 990円〜 | 850円〜 | 110円〜 | 990円〜 | 550円〜 | 1,100円〜 | 528円〜 | 528円〜 | 550円〜 | 627円〜 | 1,070円〜 | 290円〜 |
下り 平均通信速度 | 77.69Mbps | 52.7Mbps | 141.99Mbps | 76.6Mbps | 45.1Mbps | 43.68Mbps | 58.5Mbps | 58.58Mbps | 15.01Mbps | 27.93Mbps | 46.0Mbps | 42.4Mbps | 61.93Mbps | 31.5Mbps | 31.5Mbps |
5G対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
速度制限後の 最大通信速度 | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps | 300kbps | 200kbps | 1Mbps | 200kbps | – | 128kbps | 200kbps | 1Mbps | 200kbps | 128kbps | 128kbps |
データ容量 | 3GB〜 | 1GB〜 | 20GB〜 | 3GB〜 | 2GB〜 | 1GB〜 | 3GB〜 | 500MB〜 | 無制限 動画は1GBまで | 3GB〜 | 1GB〜 | 1GB〜 | 3GB〜 | 5GB〜 | 100MB〜 |
口座振替 | ○ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ | × | ◯ | × | × | ◯ | × | × | × |
回線 | Softbank | au 楽天 | docomo | au | docomo au | docomo au Softbank | Softbank | docomo | docomo | docomo | docomo au | au | docomo au Softbank | docomo | docomo au Softbank |
主な キャンペーン | 対象プランが 最大8ヶ月間実質0円 | 対象機種購入で 34,691ポイント還元 | – | SIMのみ契約& オプション加入で最大13,000円相当還元 | 通話定額オプションが6ヶ月90円(税込)〜 | mineo×モバライフ事務手数料無料キャンペーン | 乗り換えで 最大20,000円相当のPayPayポイントプレゼント | 乗り換えで対象機種が最大17,000円割引 | 60歳以上限定で月額料金最大1年間0円 | 最大2年間 毎月ポイント還元 | 対象スマホ購入で最大10,000WAONポイントプレゼント | 26歳以下限定! 10GBが半年間 月額550円(税込) | 対象オプション申し込みで20,000円キャッシュバック | 乗り換えで月額料金 最大4ヶ月無料 | – |
– | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
まとめ
「ゲーミング」と「タフネス」がテーマの5Gスマートフォン『Blackview BL5000 5G』
AnTuTuベンチマーク(v9)では36万点を叩き出すほどのスペックです。
タフネススマホに興味がある方や予算4万円以内でゲーミングスマホを探している方におすすめ。
定価は6万円ほどですが、Amazonなどで見てみると4万円台、物によっては3万円ほどで購入できるルートもあるようです。