2016年12月に発売されたAppleのAirPodsを皮切りにブームが到来した『完全ワイヤレスイヤホン』
最近では街中やオフィス等で多くの人が利用している光景が見られます。
自分自身、ガジェットブログを運営していく中で年間100以上のワイヤレスイヤホンに触れ、比較をしてきました。
そこで今回は、新たにワイヤレスイヤホンを購入するあなたに向けて、自分なりの失敗しないワイヤレスイヤホンの選び方を紹介します。
価格
音質
ノイズコントロール
操作性
2
1.5
2.5
4
価格
ワイヤレスイヤホンを選ぶ際、まず気にするのは価格だと思います。
一般的にワイヤレスイヤホンの価格帯は大きく3つに分類されます。
低価格帯 | 中価格帯 | 高価格帯 |
---|---|---|
〜1万円 | 1万〜2.5万円 | 2.5万円〜 |
結局のところ価格に関しては「ご自身のお財布事情と相談してください」というのが着地点ではあるのですが、やはり機能とのバランスは存在するので考慮しましょう。
年間を通してワイヤレスイヤホンを100個近く扱っている身から述べると、ここ1〜2年で魅力的なのは1万円台前半の価格帯。
当初、高価格帯の製品にしか搭載していなかった機能や音質を、各社が企業努力によって低コストに抑えたミドルレンジモデルが位置します。
1万円未満のイヤホンだと、どこかの機能が抜け落ちていたり完成度がイマイチな場合が多いですが、この価格帯は得られる体験の質がおおむね高く、比較的満足度の高い買い物ができると感じています。
とはいったものの、どの価格帯にも優れた製品というのは存在しているため、一概に価格だけで決めてしまうと非常に勿体無いです。
ワイヤレスイヤホンを選ぶ際に考慮すべき割合全体を10とすると、価格は2くらいのイメージで良いでしょう。
音質
ワイヤレスイヤホンはオーディオ製品ですから、言わずもがな音質は重要な指標です。
音の良さは視聴体験の質に直結します。
が、しかし
「選ぶ際に音質が占める割合は少なくて良い」というのが個人的な意見です。
あなたはワイヤレスイヤホンでじ〜っくり音楽鑑賞をしている人を今まで何人見たことがあるでしょうか。
ワイヤレスイヤホンを使うのは外出先や屋内、まして何か作業をしている場面が多く、そこまで音楽に集中できない上、周囲のノイズも影響します。
果たしてその環境下でどれだけ高音質の恩恵を受けられるのか。
高音質コーデックや超解像度などのスペックは決してコスパの面で優れているとは言えません。
音質メインで選ぶべきなのは一部の限られたオーディオファンのみで、一般的なユーザーは他の機能で選ぶ方が満足度の高い買い物が得られることでしょう。
考慮すべき割合でいうと、音質は1、多くても2程度に抑えておくのが無難です。
ノイズコントロール
ワイヤレスイヤホンを選ぶ際、近年外せない機能として挙げられるノイズコントロール。
一般的に下の2種類で知られています。
- 周りの音を消す『アクティブノイズキャンセリング』
- 周りの音が聞こえる『外音取り込みモード』
ノイズコントロールは音質と同様、価格帯を上げていけばいくほど質の良いものになる一方で、製品ごとの個性にかなり特徴が見られます。
効果は薄いものの自然で機械っぽさが無いものもあれば、その逆、効果は高いが機械で処理した感が否めないモデルもあります。
自分がイヤホンを使う場所の環境ノイズを十分に考慮した上で、どれを購入するのか決定しましょう。
考慮すべき割合は10のうち2〜3程度、しっかりと見極めましょう。
操作性
最後に今回一番重要な操作性についてです。
操作性と一言に言ってもその構成要素は様々です。
バッテリー持ち、操作方法(物理ボタンかタッチ操作か)、専用アプリ、接続の安定性、防水性能、充電方法などなど。
この項目は視聴体験というよりも、取り回しのしやすさ・使用感と直接結びつくので、かなり考慮した方が良いです。
ここからは各項目について、快適に使う上での最低ラインを紹介します。
基本的にスペックがこれより上であれば、日常の中で困ることはほとんどないでしょう。
機能 | 最低ライン(参考値) |
---|---|
バッテリー持ち | 単体5h、ケース込み20h以上 |
操作方法 | ボタンでもタッチでもどちらでも良い |
アプリ | 無くても良い |
接続 | Bluetooth5.0以上、AAC以上 |
防水性能 | IPX4(飛沫耐性)以上 |
充電方法 | USB Type-C |
充電方法に関して、ワイヤレス充電に対応していれば嬉しいですが、ワイヤレス充電ができる環境が前提条件なので、今回は外しました。
他にも、同時翻訳機能や充電ケースのモバイルバッテリー機能など、付加機能は無数にありますが、この表に載っている項目さえ満たしていればまず平気です。
心配せずに購入に踏み切りましょう!
考慮すべき割合は10のうち4程度、操作性の確認はかなり重要です。
まとめ
以上、年間100以上のワイヤレスイヤホンを扱っている自分がプライベートで使用するイヤホンを選ぶ際に意識しているポイントでした。
価格
音質
ノイズコントロール
操作性
2
1.5
2.5
4
繰り返すようですが、経済的に余裕があるのであれば、高価で高スペックなモデルを買うに越したことはありません。
あくまで、限られた予算の中でワイヤレスイヤホンを選ぶ際の参考として記述しておきます。
新しいワイヤレスイヤホンを探している方はぜひ参考にしてみてください。