以前当ブログで紹介したStarQ Smart Bandに引き続き、TJC株式会社の自社ブランドStarQが販売するスマートウォッチ「StarQ Watch」について紹介していきます。
公式サイトで5,000円を切る価格で販売され、自作文字盤の作成や月経周期を管理する機能などが搭載したスマートウォッチです。
現在、公式サイト経由で購入するとウエストポーチが付属してくるキャンペーンも実施されているようです
TJC株式会社とは
TJC株式会社は、東京都墨田区に本社を置き、家電・オフィス用品などのプロダクトを世界規模で展開。
創業より39年間、スマートフォンやタブレット、デジタル機器の企画・開発・生産・販売までをワンストップで手掛けています。
また、自社ブランド・ECサイトの運営も手がけており、今回紹介するスマートウォッチもこのうちの一つ「StarQ(スターキュー)」が扱っている製品になります。
StarQ Watchの開封
パッケージのオモテ面には製品画像とブランドロゴ、ウラ面には規格類や一部機能の説明などが記載されています。
内容物は本体、充電ケーブル、取扱説明書の三点。
充電ケーブルはUSB-A→独自の磁気規格になっており、本体裏面の磁気インターフェイスと接触させることで充電できます。
本体は片側に一つ物理ボタンがついているだけのシンプルな設計。
バンド穴は2mm間隔で6個、12個空いており、バンド自体は汎用の20mmバンドと交換可能とのことです。
本体ディスプレイは1.69インチ。
ベゼル幅の太さは左右と上方向に約2.5mm、下方向に約6mmあります。
本体裏面にはトラッキング用のセンサーが搭載し、国際認証の類も印字されています。
本記事はメーカー様から商品を提供いただき作成しています
StarQ Watchの製品仕様
製品名 | StarQ Watch |
重量 | 約46g |
ディスプレイ | 1.69インチ, 240×280 |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
バッテリー容量 | 200mAh |
バッテリー駆動時間 | 最大7日 |
防水 | IP67 |
対応OS | iOS11以上, Android5.0以上 |
対応アプリ | CO-FIT |
内容物 | 本体, 充電ケーブル, 取扱説明書 |
公式ストア価格 | 4,380円(税込) |
画面はスクエア型で、1.69インチ、240×280のカラーディスプレイ。
バンドのカラーラインナップはブラック、ピンク、レッド、ダークグリーン、ライトグリーンの5種類あり、防水等級はIP67に準拠。
IP67とは「塵埃の侵入が無く(6)、一時的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けない(7)」レベルを指し、日常の手洗いや洗顔などで取り外す必要がないことを示しています。
バッテリーは2時間の充電で最大7時間駆動し、最大15日間のスタンバイが可能です。
StarQ Watchの機能
詳しいマニュアルや紹介動画についてはこちらを参照ください。
アプリ『CO-FIT』と連携
StarQ Watchはアプリ『CO-FIT』と連携することで、よりたくさんの情報にアクセスすることが可能です。
CO-FIT
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アプリのインストール
まず、アプリストアから「CO-FIT」をデバイスにインストールします。
インストールが完了したら起動し、同意事項の承諾と居住区域の選択を行います。
セットアップとペアリング
インストール作業が終わったらサインインしてセットアップ工程へと移ります。
ユーザーネームや性別、年齢、身長、体重などといったパーソナルデータを入力。
このような画面↓になったら一通りのセットアップは完了です。
以後、ヘルスケアデータを見たい場合はここからアクセスすることになります。
次に、自分の>デバイスを選択。
StarQ Watchとデバイスのペアリングを行います。
一番右の画面までいけたら接続完了です。
このデバイスメニューでは文字盤や自動計測などスマートウォッチ側の設定を行うことができます。
通知機能やリモート操作
着信通知*、SNS通知、天気、音楽再生の制御、リモートシャッター、スマホの捜索など、一般的なスマートウォッチに搭載されている昨日は一通り搭載しています。
*着信に関して、受話はスマートウォッチ上で行えますが、マイクとスピーカーを搭載していないため、通話はスマートフォンで行う必要があります。
4つの健康モード
StarQ Watchは以下の4つの健康状態に関する数値を測定することができます。
- 皮膚温度測定
- 血圧測定
- 血中酸素レベル
- 心拍数モニタリング
皮膚温度測定
皮膚温度測定は簡易的な体温測定で、手首の温度を一定時間経過するごとに自動で計測する機能。
測定時間は00:00〜23:59の間から1分単位、測定間隔は1時間、2時間、4時間、8時間の中から選択可能です。
単位はセルシウス温度(°C)。
- 時間設定;07:00〜23:00
- 測定間隔;1時間
血圧測定
血圧測定機能は測定を実行したその場で血圧の最大値と最小値を表示してくれる機能。
単位はmmHgで示されます。
また、この機能に自動測定の設定は無く、測定したいタイミングで手動で測定を行う必要があります。
血中酸素レベル測定
血中酸素レベル測定は血中の酸素飽和度を簡易的に測定し、パーセント表示する機能。
運動時や持病のある方など向けに搭載されたものかと思われます。
血中酸素レベル測定は血圧測定と同じく手動のみの対応となっているめ、低下時のアラート機能などは非搭載となっています。
心拍数モニタリング
心拍数モニタリングは心拍数をリアルタイムでトラッキングする機能。
単位はbpmで表示されます。
また、この機能も皮膚温度測定と同じく自動測定が可能です。
- 時間設定;08:00〜20:00
- 測定間隔;30分
10種類のスポーツモード
StarQ Watchは計10種類のフィットネストラッキングに対応しており、それぞれ経過時間と心拍数、推定消費カロリーを表示することが可能です。
- ランニング
- ジョギング
- サイクリング
- クライミング
- トレッドミル
- スピンング
- ヨガ
- バスケットボール
- サッカー
- バドミントン
軽くジョギングした際、このトラッキング機能を使用してみたところ、歩数や距離、心拍数や消費カロリーなど、計18項目について記録がされていました。
フィットネストラッキングの計測項目は充実していると言えます
睡眠モニタリング
睡眠モニタリングは総睡眠時間、深い眠り、浅い眠りの三項目について測定、記録を行う機能。
普段の睡眠の質を確認するのに便利な機能です。
ただセンサーの精度の問題か、入眠のタイミングに多少ずれが生じます。
月経管理モード
月経管理モードは個人の月経期間、周期を入力することで、次の月経、排卵のリマインドを行ってくれる機能。
「あくまで参考程度」とアプリ側で提示がありますが、スマートウォッチとしては珍しい機能の一つです。
また、「月経周期が平均より短かったり長かったりする人の場合うまく適用されない点」に注意が必要です。
StarQ Watchの使用感
文字盤を自分好みにカスタマイズ可能
このStarQ Watchにユニークな魅力として感じるのは文字盤のカスタム機能。
カスタムの手順は、まずCO-FITアプリを開き、自分の>デバイス>ダイヤル>カスタムへ移動。
自分が作りたい文字盤の下記項目について選択をすることで作成が完了します。
- 背景
- 目盛り
- 針
- トラッキングデータ
それぞれ要素ごとの選択肢は多くありませんが、プリセット以外の文字盤を用意できるのは意外と珍しい機能です。
背景画像は写真フォルダから読み込むことも可能!
バッテリー持続は7日間と長持ち
StarQ Watchの駆動時間は最大7日、スタンバイは最大15日とバッテリーは比較的長持ちです。
実際に使ってみると、自動測定機能や通知設定を全てオンにした状態で3日と半日程度使うことができました。
頻繁な充電を煩わしく感じる身としては魅力的なポイントの一つです。
計測機能の数値は“あくまで参考”
StarQ Watchの健康データ活用に関して、その数値精度はあくまで“参考レベル”にとどめておく必要があります。
とは言ったものの、心拍数と皮膚温度の計測の二つは、体感的に一定水準の精度を確保できている印象。
心拍数は活動に合わせてアップダウンしており、数値も誤差の範囲内にとどまっているように思えます。
皮膚温度に関しても、体温とは少し差があるものの、計測結果はおおよそ妥当な数値でした。
そもそもの前提として、当スマートウォッチは医療機器では無いため、「参考数値」としかなり得ないのです。
一方で、誤差を感じたのは血中酸素レベルと血圧測定の二つ。
血中酸素レベルは多少のタイムラグがあり、血圧測定は難易度が高いのか、実測値との差が若干大きく感じました。
この二つに関しては今後のアップデートの焦点となる項目になることでしょう。
ウエストポーチが貰えるキャンペーン
現在、StarQ公式サイトで「StarQ Band」又は「StarQ Watch」を購入する場合、無料プレゼントとしてウエストポーチがもらえるキャンペーンが実施されています。(単独購入でも可能)
StarQオリジナルのデザインで、運動する際のちょっとした荷物用に一つ持っておくと便利なアイテムです。
まとめ
TJC株式会社の自社ブランドStarQが販売する唯一のスマートウォッチ「StarQ Watch」
1.69インチのディスプレイに他社製と交換可能なバンド、さらには文字盤のカスタマイズまで可能な点が魅力の今作。
5,000円を切る価格帯でアプリに対応しているスマートウォッチを探している場合、選択肢に十分入り得るモデルです。