TaoTronicsから7月に登場したインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン「SoundLiberty 92」の後継機にあたる「SoundLiberty 88」。
前作と比べてどの程度進化したのか、実際に使ってみた印象などを交えながら紹介したいと思います。
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SoundLiberty88の製品仕様
- 製品名:SoundLiberty88
- 対応コーデック:AAC /SBC
- 防水性能:IPX7
- 再生可能時間(イヤホン単体,ケース込み):5時間, 25時間
- Bluetooth規格:Bluetooth5.0
- 重量(イヤホン単体,ケース込み):4.5g ,51g
- 充電方式:USB Type-C
- アクティブノイズキャンセリング:非対応
- インターフェイス:タッチ操作
- 付属品:充電ケース, 充電用ケーブル, 取扱説明書
- 価格:¥7,599
艶消し加工とコンパクなサイズ
充電ケースは平置き型で表面はマットな仕上がり。
デザインは蓋の中央にロゴマークが一つ付いているだけのシンプルなデザイン。
手前には充電残量を示すインジケーターが、後ろ側にはUSB Type-Cの充電端子がついています。
イヤホン本体はケースと同様に黒色でマットな質感。
上部のタッチセンサー部分にはロゴマークがあり下部には通話用のマイクがついています。
ハウジング部には今作の目玉機能である静電式の耳検知センサーが搭載。
もうぱっと見、黒色のAirPodsですね。
音質は前作同様でパワフル
音に関しては前作とさほど変わらず、10mmの大口径ドライバーを搭載しているだけあって迫力のあるものになっています。
一方、高音域の抜けはさほど良くはなく、あまり繊細なサウンドを鳴らせるモデルではないようです。
全体的にモワッとした印象で、低音に関しても前作のSoundLiberty 92の方がズンズン着ていた感じがします。
タッチ操作
・右 / 左 2回タップ:再生 / 一時停止 / 終話
・右 / 左 1回タップ:受話
・右3秒押し:音量アップ
・左3秒押し:音量ダウン
・右3回タップ:曲送り
・左3回タップ:曲戻し
・右 / 左 2秒長押し:音声操作起動( Siri / Googleアシスタント ) / 着信拒否
実際に使ってみて感じたこと
よかった点
レベルの高い通話品質
通常のイヤホンであれば多少ノイズがかかってしまいがちですが、このイヤホンは正確に声だけを拾ってくれます。
リモートワークなどでも十分に活躍してくれそうです。
軽い付け心地
前作と同様インナーイヤー型であることにより軽い付け心地で、耳への負担がとても少なくなります。
音質が音質なだけあって音楽鑑賞の面ではお勧めできませんが長い時間通話する方にはもってこいだと思います。
自動耳検知
新しく搭載となった自動耳検知。
着脱時、検知に多少の時間がかかりますがきちんと機能してくれます。
気になった点
密閉度が低い
前作はイヤホン本体がツルッとした光沢感のある表面加工でインナーイヤー型にしては密閉性が多少あったのに対し、今作はさらさらとしたマットな加工で耳の表面と密着しないため音漏れします。
まとめ
前作である「SoundLiberty 92」の登場からあまり日を空けずに登場した後継モデル「SoundLiberty 88」
アップデートされた点としては「通話品質」と「自動耳検知」くらいで、個人的にはこちらの方が見た目は好みですが2,500円価格の安い前作を購入するのでも十分かなと思います。
あとはケースのデザインの好みや、イヤホン表面の加工がマットなものか光沢のあるのものかが選ぶ際のポイントになってくるでしょう。