IDMIX社は「ミニマリズムと美学を合わせ、デザインで人々の生活の質を上げる」を起業理念として設立し、特に3Cアクセサリー、モバイルバッテリー、ホームアートの分野で製品を製造しています。
そんなIDMIXから新しく登場した完全ワイヤレスイヤホン「SONG X」
宇宙と星空をイメージしたユニークなスターリングデザインを採用した外観で、クラファンサイトでも約65万円を達成しています。
ちょっと気になって購入してみたので、外観デザインや実際に使ってみた感想など、レビューしていきたいと思います。
IDMIX SONGXの製品仕様
製品名 | SONGXスターループワイヤレスイヤホン |
対応コーデック | AAC / SBC |
再生可能時間(イヤホン単体,ケース込み) | 5時間, 25時間 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.0 |
防水性能 | IPX5 |
重量(イヤホン単体, ケース込み) | 6.0g, 53g |
充電方式 | USB Type-C(5〜7.5W) |
ノイズコントロール | 非対応 |
インターフェイス | タッチコントロール |
付属品 | 充電ケーブル, ユーザーマニュアル, イヤーピース(S, M, L) |
購入時の価格 | ¥6,990 |
IDMIX SONGXの開封
まずは開封
内容物は本体、充電ケーブル、イヤーピース、マニュアル、サポートカードとなっています。
マニュアルはしっかりと日本語対応
ケーブルはもちろんUSB Type-Cです。
充電方法はUSBでの有線充電とQi対応のワイヤレス充電の二種類に対応しています。
上面にはインジケータのLEDランプ、下面には特に何もついていないパっと見シンプルな外観。
側面にはSONGXの文字と充電端子がついていて、
イヤホンを取り出す際はこの様にケースを回転させて取り出します。
また、充電端子の切り欠きの穴の関係上、SONGXの文字とイヤホン本体が重なったタイミングに磁石で止まる様になっています。
イヤホン本体は光沢のある加工で、ノズル部分は比較的浅めの作り。
ケース部分との端子の接続は驚くことに、ノズル口部分で行うみたいです。
充電のワット数などの情報はケース内側に記載がありますが、技適マークはありませんでした。
IDMIX SONGXのLEDインジケーター
インジケータはケースについているランプと本体についているランプの2種類で、前者はバッテリー残量を、後者は接続状態を表しています。
ケース側のランプ
充電中はゆっくり点滅し、フル充電になると消灯。
- 0%〜30% → 赤色
- 30%〜70% → 白色
- 70%〜100% → 緑色
本体のXランプ
ペアリング時
ケースを開くと両イヤホンがペアリングモードに入り、ランプは白く点滅。
接続が完了すると白く常時点灯し、音楽が再生し始めると消灯します。
リセット時
左右イヤホンのペアリングや Bluetoth接続がうまくできない場合は、 下記の手順でイヤホンをリセットします。
- 充電ケースからイヤホンを取り出しデバイスとの接続を解除すると、イヤホンのXランプが速く白色に点滅。
そのまま無操作で5分間放置し、両イヤホンを自動的に電源オフにします。 - 左右どちらかのイヤホン本体を充電ケースに入れ、充電ケースを閉めます。
その後充電ケースを開き、イヤホンのXランプがゆっくり点滅。
タップセンサーを2回連続でタップすると、Xランプの点滅が速くなるので、ランプが早くなったのを確認したら、タップセンサーを2回連続でタップし、Xランプが1秒点灯したらリセット完了。
リセット後のイヤホンを取り出し、もう片方のイヤホン本体を同手順でリセットします。 - 両イヤホン本体のXランプが同時にゆっくり点滅し、ペアリングモードに入ればリセット終了。
IDMIX SONGXの音質
公式によるとSONGXには「SUPERBASS」という音響技術が使われているようで、音のバランスはかなり低音寄り。
迫力を大きく感じたい方にお勧めできる部類です。
ブーストが掛けられた低音域に比べ中音域は若干抑え気味、音場の広さはそこまで広くはない印象でした。
音の解像感については概ね価格相応といった感じですが、中でも高音域は特にクリアで、音量を上げて行ってもシャリシャリした感じは少なく、とても綺麗に聞こえます。
スピーカー部分には、原音に忠実な音の再現を実現させるために6U-PEEKと10 PUの複合ダイヤフラム材料を採用しているようです。
IDMIX SONGXのタッチ操作
通話や曲の一時停止/切り替えなどは、イヤホンを軽くタッチするだけで完了できます。
IDMIX SONGXの使用感
よかった点
ユニークなスターリングデザイン
やはり一番の魅力は、天体を意識して作られたスターリング型のケースと、回転させてイヤホンを取り出すギミック。
今までこの手のイヤホンを手にしたことが無かったため、初めて使ってみたときはかなりテンションが上がりました。
「Dyson Sphere」に寄せたデザインのアルミ合金製充電ケースは表面研磨やサンドブラスト、陽極酸化などのプロセスを経てシンプルモダンな外観に、
イヤホンシェルのパーツは、ステンレス鋼のMIM(金属粉末射出成形)研磨、 ミキシング、モールド成形、脱脂、焼結、手磨き、PVDなどの10以上のコアプロセスを経て、形成されています。
持っているだけでおしゃれアイテムとしても機能してくれそうです。
繊細な音作り
ドライバー口径は6mmですが、圧のある低音やクリアな高音など、デザイン面だけでなく音質の面でも十分戦えるモデル。
前述の通り低音が強いため、長時間の連続再生には不向きですが、世界観に没入して音楽を楽しみたい方にはもってこいの製品だと思います。
気になった点
接続の安定性には個体差有り
この製品を販売しているサイトで「イヤホンを手で覆い隠すと音が切れる」とのレビューがあったため自分も試してみました。
レビューの記述だと両耳止まってしまうとの事でしたが、自分の場合は右のみ止まりました。
公式では接続の安定性に自信があるような見せ方をしていますが、若干個体差がある様です。
しかし、万が一ハズレ個体を引いてしまっても、購入後1年は保証がついているとの事なので、カスタマーサポートへ連絡すると製品の取り替えが可能かと思われます。
まとめ
クラウドファンディングサイトMakuakeで約65万円の支援を獲得したIDMIXの完全ワイヤレスイヤホン「SONG X」
天体を意識したユニークなデザインと高い質感、珍しいギミックでとても面白い製品に感じました。
現在、販売店の取り扱いは少ないようでAmazonやRakutenでは購入できなくなっています。