1996年5月に中国の北京に設立されたオーディオ機器メーカー「Edifier」から販売されている『TWS1 Pro』というモデルを購入してみたので実際に使っていきたいと思います。
ノイズキャンセリングなどの付加機能は搭載していませんが、高コーデックで探すと、この価格帯のモデルとして選択肢の一つに入ってくる製品、そんな印象です。
EDIFIER TWS1 Proの外観
比較的シンプルで落ち着いたデザインの外箱
開封すると中に入っているのは本体と充電ケーブル、交換用のイヤーピースと説明書類、乾燥剤となっています。
充電用ケース、イヤホン本体共に外観はグレーとゴールドの塗装だけでマットな質感の表面加工。
蓋部分にはEDIFIERの文字があり、背面にはUSB-Cの充電コネクタが搭載しています。
蓋を開けるとこんな感じ。
この時装着されているのはMサイズのイヤーピースで、付属のものと合わせて3種類の中から選べるようになっています。
イヤホン本体のタッチセンサー部分にはロゴがゴールドでプリントされていて、LEDのインジケーターも確認できます。
イヤーピースを外すとこんな感じで、ノズル部分は標準的な長さになっていることがわかります。
イヤホンのタッチ操作の方法は以下の通り。
タップというよりは撫でるような感覚の方が上手く反応します。
Edifier TWS1 Proの製品仕様
製品名 | TWS1 Pro |
対応コーデック | SBC / aptX adaptive |
再生可能時間(イヤホン単体,ケース込み) | 12h, 42h |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.2 |
防水性能 | IP65 |
重量(イヤホン単体) | 4g |
充電方式 | USB Type-C |
ノイズコントロール | 非対応 |
インターフェイス | タッチコントロール |
付属品 | 充電ケーブル, 取扱説明書, イヤーピース |
購入時の価格 | ¥5,280 |
Edifier TWS1 Proの音質
今作は振動板がチタンコーティングされていて、中~高音域が他のモデルと比べて立って聞こえるのが特徴。
その上、刺さるような感覚も少なく、比較的聞きやすい部類の高音を鳴らしている印象です。
一方、低音域に関しては量感が足りなく感じてしまうため、スピード感のある音楽を聞きたい方にはお勧めできますが、迫力を求めるのであればイマイチな面が見えてしまうのがなんとも言えないところ。
解像感・音場の広さについては問題なく、この価格にしては十分なほどです。
コーデックがaptX adaptiveに対応しているため、aptX adaptiveに対応している端末で視聴すればより高い解像度で楽しめます。
実際に使ってみて感じたこと
よかったところ
ビルドクオリティが高い
今回のEdifier TWS1 Pro、価格に対してビルドクオリティが高いのがポイント。
質感というと少し違いますが、細部の切り欠きや文字のプリントの丁寧さなどを見ると、同価格帯のイヤホンよりワンランク上に感じます。
蓋の裏側など、若干プラスチッキーな部分もありますが、造形の正確さに関して言えばかなり満足です。
装着感が良い
これは個人によって多少感想が分かれそうですが、装着感もかなり良いです。
そのため、ANCの付いていないモデルにはなりますが、装着感からくる遮音性には優れています。
しかしその反面、乗り物の中や歩いている最中に装着していると、体の内部を伝ってきた振動音がより大きく聞こえてしまうので、少し評価の難しいところです。
個人的には良い面として捉えています。
気になったところ
たまに接続が不安定
これは自分だけでなく、各所のレビューを見ても言えることで、人混みなどに行くとたまに接続が不安定になったり、さいあく接続が切れてしまったりします。
左右のペアリングが切れてしまうこともあるようで、QCC3040のSoCを搭載しているのにも関わらず、幾分か噛み合わない使用感。
説明書には記載していませんが、一応、ケースに収納したまま左右それぞれ5回タップして同時に取り出すと左右のペアリングがされるみたいです。
まとめ
今回紹介したのは中国発のオーディオ機器メーカーEdifierから販売されているTWS1 Proというモデルについて実機レビューをしてみました。
カラーは今回レビューしたブラック以外にも、ホワイトがラインナップされています。
約5千円という低価格帯でaptX adaptiveコーデックの音楽を楽しめる、かなりコスパの良いイヤホンだと思います。