- -40dBの強力なノイズキャンセリング
- apt-X Adaptive対応でハイレゾ相当の情報量
- 最新チップQCC3072搭載
日本に上陸して間もないオーディオ機器メーカー「Tranya」
今回はそんなTranyaから新登場したフラッグシップモデル『Tranya Nova』についてご紹介します。
Tranya Novaの開封・外観
まず梱包の箱が全然開かなくてびっくりしました。
Appleの箱の5倍くらいキッチリ密閉してます
- ケースとイヤホン本体
- 充電ケーブル
- イヤーピース(S,M,L)
- 説明書類
ケースとイヤホン本体
今回のTanya Novaはカラー展開がブラック調の一色のみ。
ケースの表面加工はツルツルとした仕上げで、形状は丸みを帯びています。
前面にはLEDランプ、背面にはロゴの描かれたヒンジと電源ボタン、底面には充電用のUSB-Cポートが搭載。
ケースの蓋の裏側に規格類の記載が施されています。
イヤホン本体はスティック型で、ケースと同じ表面加工。
スティック部分の外側にロゴがプリントしてあり、各部分に集音用のマイクが搭載しています。
イヤーピースを外すとノズルは標準的な高さで、断面は楕円形になっています。
その他
充電ケーブルは白色のUSB-A to US-Cのものが1本付属。
10分の充電で2時間の再生を実現する急速充電に対応していますが、自分はワイヤレス派なので出番はなさそうです。
イヤーピースは初めからついているものを含めて3サイズ同梱しています。
ノズル断面が楕円形なこともあってイヤーピースも楕円形になっています。
取扱説明書は3言語で書き分けられており、日本語のものもあります。
基本的な操作から、保証まで全てこの1枚にまとまっています。
本記事はメーカー様から商品を提供いただき作成しています
Tranya Novaのスペック
製品名 | Tranya Nova |
対応コーデック | SBC, AAC, aptX-Adaptive |
再生可能時間(イヤホン単体,ケース込み) | 最大9h ,最大36h |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
チップセット | Qualcomm 3072 |
防水等級 | IPX5 |
ドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
重量(イヤホン単体,ケース込み) | 5g, 44g |
充電方式 | USB Type-C, 5V/1A |
ノイズコントロール | ANC, 外音取り込み |
操作方法 | タッチ操作 |
付属品 | 充電ケーブル, イヤーピース(S,M,L), 取扱説明書 |
価格 | 8,580円 |
Tranya Novaの音質
Tranya Novaは12mm径のダイナミックドライバーを搭載。
EQ無しの音質は一言で言うと「価格相応で、可もなく不可もなく」といった印象でした。
バランスは低音多めのドンシャリ傾向で、空間的な広がりは若干控えめです。
もちろん個人的な感覚ですが、他社の同価格帯の製品と比較すると、音質面で特別強みと言える部分は少ないように思います。
あえて挙げるのであれば、音の分離感があるので楽器の聞き分けを楽しみたい方にとっては良い音かもしれません。
ただしこれはネガティブな話ではく、EQやイヤーピースをカスタムした際、変に競合しない点ではポジティブとも言えます。
EQをオンにする場合評価は一転し、サマになった音で楽しめます。
個人的にはプリセットの「Vocal Boost」がイチオシです。フラットでスッキリした伸びの良い音になり、長時間聴き続けられるほどストレスが少ない音に感じました。
また、チップはQualcommの最新QCC3072を採用しており、コーデックはaptX-Adaptiveに対応しているため、対応するAndroid端末で聴くと、音の粒感が若干はっきりしたような感覚が味わえます。
iPhone(AAC)とAndroid(apt-X Adoptive)で聴き比べてみたところ、街中で音量50%で再生していてもほとんど違いはなかったため、iPhoneユーザーだからと言って負い目を感じる必要はなさそうです。
Tranya Novaのノイズキャンセリング
Tranya Novaは-40dBの強力なノイズキャンセリングを搭載しています。
その効果は数値通りかなり顕著で、エアコンやファン程度であればほぼ無音になります。
電車の走行音や人の話し声となると完全に消し去ることは難しく、ある程度ノイズが残ります。
ただ電車の走行音に関してはかなり軽くなるので、それによるストレスは限りなくゼロに近づきます。
一方、懸念点もあって、強すぎるノイズキャンセリングに見られる「耳の詰まった感覚」になるため、長時間の使用には向かない人がいるかもしれません。
外部音取り込みに関しては、自然さは少ないですが威力はあります。
環境音を100%とすると耳に入ってくる音量は85-90%程度な印象です。
しかし、本来聞こえる音と比べると特定の周波数成分が拾えていなかったり、無音の環境下でつけるとホワイトノイズが確認できたりと、出力任せな一面が見て取れました。
Tranya Novaの使用感
実際にTranya Novaを1ヶ月ほど使ってみてわかったことをまとめます。
EQ後の音は耳馴染みの良い印象
開封後そのままの音はどこか曇ったような印象を受けましたが、EQを用いるとスッキリとした印象に変わりました。
最近はEDMを聞くことが多いので重たすぎる低音やクリアでない音には抵抗があったため、Tranya Novaは上手く自分のニーズとマッチしてくれました。
音の特性的に高音が刺さると感じる人もいるかもしれませんが、その際は高音成分のみ落としたカスタムEQを適用させてみてください。
ノイキャンは日常使いで十分働いてくれる
ノイズキャンセリングは十分実用レベルです。
自分が使ってみて、電車に乗っているときの効果が非常に大きく感じられました。
低音域に寄るほど大きく削減してくれるため、単純な耳栓としても使えて、通勤時間のストレスが一気に減りました。
ただ、風の音もそれなりに拾ってしまうので、強風の日はオフにするのが無難でしょう。
正直、これでもかと言うほど拾ってしまします。
指紋が付くのが気になる
表面がツルツルとした加工なので、指紋がべったりついてしまします。
白なら目立ちませんが黒っぽい色なのでかなり目立つため、気づいたタイミングで拭いてあげる必要があります。
また、ツルツルしていて滑りやすいです。
駅のホームや道端などで滑って落としてしまわないか心配になるので、ぜひシリコン製のケースを販売して欲しいです。
Tranya Novaの操作方法
ここからはTanya Novaの操作方法について見ていきましょう。
タッチ操作の方法
機能 | 操作 |
---|---|
再生, 停止 | 1回タップ |
曲送り / 曲戻し | 右 / 左を2回タップ |
音量up / down | 右 / 左を3回タップ |
-(カスタム) | 右 / 左を4回タップ |
-(カスタム) | 右 / 左を5回タップ |
ホールド | ANC切り替え |
アプリの使い方
Tranya Audio
無料posted withアプリーチ
- バッテリー残量の確認
- イコライザー(プリセット, カスタム)
- タッチ操作の割り当て
- ゲーム(低遅延)モード
- ANC切り替え
- ファームウェアアップデート
イコライザーは4つのプリセット、もしくは自己流でカスタムしたものが使えます。個人的にはオンにして「Vocal Boost」に設定するのがおすすめです。
タッチ操作は左右ごとに1~5回のタッチが割り当て可能で、デフォルトの状態では4,5回タップに機能は割り当てられていません。
5回タップなんて珍しいです…
ゲームモードは遅延が少なくなるモードで、最大40msまで遅延を低減することができるようです。
ファームウェアのアップデートも対応している点は非常にユーザーフレンドリーですね。
まとめ
日本に上陸して間もないオーディオ機器メーカー「Tranya」から新登場したフラッグシップモデル『Tranya Nova』についてご紹介しました。
1万円以下で強力なノイズキャンセリングと自由度の高いEQを探している方におすすめのモデルです。
- -40dBの強力なノイズキャンセリング
- apt-X Adaptive対応でハイレゾ相当の情報量
- 最新チップQCC3072搭載