- 2万円台でAnTuTu総合22万点の高コスパ
- Widevine L1対応でアマプラやネトフリが高画質で楽しめる
- PCモードでマルチタスクに最適化
コスパの良い中華タブレットで有名なBlackviewが手掛ける10.5インチタブレット『Blackview Tab15』
今回は実機を1ヶ月ほど使い込んでみたので、その結果を元にレビューを作成していきます。
Blackview Tab15の外観
- 本体 + ケース
- アダプター
- ケーブル
- SIMピン
- 説明書類
本体 + ケース
本体サイズは246.4×161.5×7.3mmで、カラー展開はルナシルバー, スペースグレー, トワイライトブルーの3色。
今回自分はスペースグレーを選択しました
前面のベゼルにはフロントカメラがあり、背面にはリアカメラとフラッシュが搭載。
縦持ちした際のサイドには電源ボタンと音量ボタンとイヤホンジャック、底面にはUSB-Cポートとスピーカーが搭載しています。
さらに上部にもスピーカーが搭載しており、合計4機のクアッドスピーカーとなっています。
ケースは全面保護タイプでオートスリープにも対応。
四隅には衝撃を吸収するバンパーが搭載しています。
ケース蓋は折りたたんでスタンドにすることもでき、二段階の角度で使用が可能です。
アダプター
アダプターはUSB-Aポートを搭載した最大18Wのものが同梱しています。
しかし18Wにしては少しい大きめなので、市販のGaNを使用した小型のものに買い替えてしまった方が無難かもしれません。
ケーブル
ケーブルはUSB-A → USB-Cのものが1本同梱しています。
SIMピン
Blackview Tab15はデュアルSIMに対応しており、SIMスロットを開ける際のSIMピンも同梱しています。
説明書類
説明書は多言語対応で、もちろん日本語も対応しています。
各種インターフェイスや環境設定に関して記述されています。
本記事はメーカー様から商品を提供いただき作成しています
Blackview Tab15のスペック
Blackview Tab15はU8コアのCPU「UNISOC T610」を搭載した10.5インチのAndroidタブレット。
詳細なスペックは以下の通りです。
基本情報
製品名 | Blackview Tab15 |
OS | Doke OS_P 3.0 (Android 12準拠) |
CPU | Unisoc T610(A75@1.8GHz×2, A55@1.8GB×6) |
GPU | Mali-G52-3EE 614.4MHz |
メモリ | 8GB (LPDDR4X) + 6GB |
ストレージ | 128GB(eMMC) |
本体
サイズ・重量 | 246.4×161.5×7.3mm, 525g |
カラー | ルナシルバー, スペースグレー, トワイライトブルー |
ディスプレイ | 10.5インチ 1200×1920 FHD+ IPS |
スピーカー | 1217 4PCS BOXスピーカー |
バッテリー容量 | 8280mAh |
充電 | USB-C 最大18W PD |
SIMスロット | デュアル;SIM×2 / SIM×1 + TF Card×1 |
カメラ
リアカメラ | 13MP f/2.0 |
インカメラ | 8M f/2.0 |
通信と接続
対応ネットワーク | 2G Bands: B2/B3/B5/B8 3G Bands: B1/B8 4G Bands: FDD:B1/B3/B7/B8/B20 TDD:B40 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
Blackview Tab15のAnTuTuベンチマーク
Blackview Tab15はUNISOCのT610を搭載し、メモリ最大14GBのスペック。
AnTuTuベンチマーク(9.5.7)の結果は約22万点でした。
搭載しているプロセッサー性能やメモリ量からして、まあまあといったところでしょうか。
AnTuTu(v9) | 動作感 |
---|---|
総合:50万点〜 GPU:18万点〜 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合:35万点〜50万点 GPU:14万点〜18万点 | 重いゲームもなんとか |
総合:25万点〜35万点 GPU:7万点〜14万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合:15万点〜25万点 GPU:3万点〜7万点 | 必要最低限 |
総合:〜15万点 GPU:〜3万点 | サブ端末向き |
ブラウジングや軽いゲーム程度であれば可能なレベルで、Blackviewのタブレットでは定番のライトユーザー狙いのプロダクトであるように感じられます。
Blackview Tab15の動作検証
Blackview Tab15はAnTuTu総合22万点で、スコアだけで見ると若干心許ない気がしますが、実際の動作感はどの程度なのでしょうか。
結論、1ヶ月ほど継続して使ってみましたが、ブラウジングに関してはかなり快適でした。
メモリが8GB(最大拡張で14GB)も搭載しているため、格安中華タブレットでよくあるモッサリ感は感じません。
10個以上タブを同時に開いてもアプリが落ちることも動作が著しく遅くなることもありませんでした
一方、ゲームに関しては、スピード感のあるものやタイムスコアが関係するアプリだと、快適にプレーするのは難しいかもしれません。
原神は最低画質の設定だと普通に動きますが、設定を上げるとカックカクになってしまいます。
ただ、ボードゲーム系やタスク系のゲームであれば、ストレスを感じることはまずないでしょう。
カメラに関しては、あまり期待しない方が良さそうです。
画素数が高い割に画質は綺麗でないため、純粋に記録用途でのみ使用が可能なレベル。
そもそもにタブレットで写真を撮る場面は限られているので、この部分でコストカットが図られているのかもしれません。
Blackview Tab15の使用感
実際に1ヶ月ほどTab15を使ってみて感じたことをまとめていきます。
PCモードは使えるが仕事にはまだ不向きなレベル
Blackview Tab15にはPCモードが搭載しており、PCのデスクトップのような風貌でウィンドウを1画面内に複数並べることができます。
UIはWindowsのそれに近く、比較的直感的に触ることが可能。
しかし、プロセッサーの性能的に、仕事のパフォーマンスをこのタブレット上で再現するのは厳しい印象です。
また、PCモードでのパフォーマンスは周辺機器との連携にも依存するので、外部キーボードやポインタデバイスの詳細な設定についても調節可能になると、仕事で使えるレベルに少し近づくと思います。
PCモードの切り替えはコントロールセンターから行うことができます
Widevine L1対応でアマプラが高画質
Blackview Tab15はWidevine L1に対応しているので、VoDサービスが高品質で楽しめます。
つまり、レベルが高い(L1)であれば高画質の映像が楽しめて、レベルが低い(L2, L3)だと低画質の映像しか見れないということになります。
また、Google関連デバイスの規格であり、iOS(iPhone, iPad)には関係ない規格で、iOSデバイスは全サービスが最高画質で視聴できます。
自分はAmazon Prime Videoを頻繁に使うので、これに対応しているかしていないかでQOLがだいぶ変わります。
スピーカーが想像以上にパワフル
Blackview Tab15のスピーカーはクアッド構成でかなりパワフルです。
このパワフルさは良い点である一方、夜間だと最小音量にしても音がかなり大きいので注意が必要。
イヤホンや外部スピーカーを用意すると解消できそうです。
ケースつけるとちょっと重たい
性能的にはそこまでハイスペックではないものの意外とズッシリ感があります。
ケースも付けると、子供や女性にとっては片手で持つには疲れてしまうほど。
個人的に、大きくて軽いタブレットが欲しい一心です。
まとめ
今回はBlackviewが手掛ける10.5インチタブレット『Blackview Tab15』に関してレビューを作成しました。
実際に1ヶ月間使ってみて感じたことは、「ライトユーザーにはBlackviewのタブレットが最適」ということです。
2万円台でこのスペックと安定性のタブレットが手に入るのであれば、5万円以上するXiaomiやOPPOなどの高性能なモデルと比較して迷う必要もなくなります。
- ゲームをしないユーザー
- クリエイティブな使い方をしないユーザー
このどちらにも当てはまる方には「正解の選択肢 」だと思います。