音楽鑑賞アイテムとして近年注目度が急上昇している骨伝導デバイス。
通常のイヤホンとは異なり、耳を塞がずに音楽を聴けるためながら聴き向きとしてフィットネス用途などに人気となっています。

そんな骨伝導デバイスを初めて完全ワイヤレス化したBoCo「PEACE TW-1」を入手したため実際に使ってみてどうだったのかまとめていきたいと思います。
骨伝導の良いところはやはり耳を塞がないところ
製品概要

- 製品名:BoCo Earsopen PEAC TW-1
- 対応コーデック:SBC
- 再生可能時間(ケース込み):5時間, 12時間
- Bluetooth規格:Bluetooth5.0
- 重量(イヤホン単体, ケース込み):9g, 61g
- 充電方式:USB Type-C
- アクティブノイズキャンセリング:非対応
- インターフェイス:物理ボタン
- 付属品:充電ケーブル, ユーザーマニュアル, 保証書
- 参考価格:¥17,500

挟んで装着するタイプのシンプルな外観

それでは開封をしていきたいと思います。

まずは充電ケース
背面には充電用のUSB-Cポート、サイドにはearsopenのロゴマークがあります。


ケースの蓋を開くとこんな感じで本体が収納されています。
充電ケースに対してイヤホン本体のサイズが大きいので、比較的小さい通常の完全ワイヤレスイヤホンと比べて取り出しやすくなっています。

イヤホン本体にもロゴマークがありますが、こちらはケースと違って彫られているタイプになります。

横から見るとこんな感じ。
大きな円柱状の部分がバッテリーなどを搭載した部分で、アームで繋がれた先にある小さい方の部分に振動板を搭載しています。

装着方法については多少の慣れが必要ですが、耳を伸ばして軟骨部分を挟み込むようにすると案外スッと装着できます。

*アーム部分の耐久性はそこまで高くないので広げる方向へ力をかけすぎないように注意してください
音のバランスは中高音寄り

音は中音域が一番よく聞こえ、高音域も音量を上げても割れることなく鳴っている印象。
形状の影響もあって低音の迫力は再現が難しそうですが、一応バランスは失わずに再生できています。
コーデックがSBCのみの対応となっているため同価格帯で他社製の完全ワイヤレスイヤホンと比べると音質はやや劣る印象がありますが、今まで手にしてきた骨伝導イヤホンの中では上位に入るクオリティです。
ボタン操作

- 左外側を1回押す:音量を上げる
- 左内側を1回押す:音量を下げる
- 右外側を1回押す:音楽の再生 / 停止
- 右外側を2回押す:曲送り
- 右外側を2回押す:曲戻し
実際に使ってみて感じたこと
良かった点
形状のわりに音漏れが少ない

音量は30〜40%程度で街中でも十分聞こえるレベルなのでそこまで音量を大きくする必要がなく、骨伝導の割には音漏れも少なく感じます。
電車の中など人との距離が極端に近い場合や、図書館などの静かな場所では音漏れが伝わってしまうかもしれませんが、家の中での作業時や通常の外出時には気にならないレベル。
うまく骨伝導イヤホンの課題をクリアしているモデルと言えます。
装着感が良い

本製品は耳の軟骨部分を挟見込む形で装着するため、耳の穴に入れるタイプのイヤホンと比べて安定性がないように思う方も多いと思います。
しかし実際に装着してみると案外フィットしていて、軽く走ってみても外れるどころかほとんど動かないほどでした。

シリコンなどのイヤーピースを搭載しているカナル型のイヤホンなんかと比べるとかなり軽い装着感で、耳の穴との接触が無い分、長時間つけていても疲れにくいのが特徴です。
気になった点
ボタン操作が複雑
今回のPEACE TW-1は写真の通り物理ボタンが左右2つずつ搭載しています。
そのボタンの押し分けで操作も変わるのですが、なんせボタン同士が隣接しているため押し間違えが起きたり、操作を覚えるのが大変だったりします。
まとめ

日本初登場の骨伝導完全ワイヤレスイヤホンBoCo「PEACE TW-1」。
運動中の安全確保として人気というのも納得ですが、昨今の在宅ワークの環境下で仕事とコミュニケーションを両立するデバイスとしてかなり優秀です。
オンライン会議続きのテレワークで通話デバイスに悩んだ時、選ぶ価値は十分あると思います。
Image:Earsopen
カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色展開となっています。