4万円前後で手に入るタフネススマホ『Blackview BV8800』
Mediatek Helio G96を搭載し、AnTuTuベンチマークが30万点、メモリは8GBにストレージは128GB。
暗視カメラが特徴的で、アウトドアを楽しみたい方にはかなりおすすめのスマートフォンです。
Blackview BV8800の開封と外観
今回のラインナップはOrange、Green、Blackの3色。
自分はOrangeを選択しました!
- BV5000 4G
- AC アダプタ
- USB Type-C ケーブル
- SIMピン
- 説明書類
本体
本体はタフネススマホらしいゴツゴツしたデザイン。
四眼のリアカメラが目に留まります。
背面下部にはストラップホールも搭載。
右側には電源ボタンと音量ボタン、左側にはSIMスロットとファンクションボタン。
ファンクションボタンは設定アプリから「1プッシュ」「2プッシュ」「ホールド」のオプションから設定可能です。
ディスプレイ面には上部に通話用のスピーカーがあり、その隣にフロントカメラが搭載。
底部に充電用のUSB-Cポートがあり、その両隣にはスピーカーとマイクがあります。
付属品
付属品はACアダプター、説明書、ケーブル、ステッカーの四点。
ACアダプターは最大約30WのUSB-Cが一つ。
ケーブルはそれに合わせてC to Cが一本付属しています。
説明書は日本語対応で、ステッカーはお好みで…といった感じ。
本記事はメーカー様から商品を提供いただき作成しています
Blackview BV8800の製品仕様
BV8800は最新のDokeOS3.0を搭載した、Blackviewのミドルハイに位置するモデル。
普段使いには十分なスペックを搭載しています。
基本情報
製品名 | BV8800 |
OS | Doke-OS 3.0 ( Based on Android 11) |
プロセッサー | MT6781(G96) & Arm Mali-G57 MC2 |
メモリ | 8GB(LPDDR4X) |
ストレージ | 128GB(UFS2.1) |
本体
サイズ・重量 | 176.2×83.5×17.7mm 367g |
カラー | Black, Orange, Green |
ディスプレイ | 1080×2408 6.58inch IPS |
パネル | CSG |
リフレッシュレート | 90Hz |
セキュリティ | 指紋認証 |
バッテリー容量 | 8380mAh |
充電 | USB-C (9V/3A) |
NFC | ○(Google Pay) |
SIMスロット | nano SIM ×2 |
耐久性 | IP69K |
耐衝撃 | MIL-STD-810H |
カメラ
リアカメラ①(広角) | 50MP, f1.8, S5KJN1SQ03-FGX9 |
リアカメラ②(超広角) | 8MP, f2.2, GC8034 |
リアカメラ③(暗視) | 20MP, f1.8, IMX376 |
リアカメラ④(Depth) | 2MP, GC032A |
インカメラ | 16MP, f2.0, S5K3P9-SP |
ビデオ | 2K 30fps |
通信と接続
モバイルデータ通信 | 4G LTE / 3G / 2G |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth5.2 |
対応コーデック | SBC, AAC |
Blackview BV8800の動作検証
BV8800に関して、以下の三点で動作の検証を行います。
- ベンチマークの検証
- ゲーム性能の検証
- カメラ性能の検証
ベンチマークの検証
AnTuTuベンチマーク(v9.3.2)で測定したところ結果は以下の通りとなりました。
CPU | 86,596 |
GPU | 80,866 |
MEM | 56,040 |
UX | 77,730 |
TOTAL | 301,232 |
公式の製品ページでは301,167を掲げているので、実測値とほぼ同じとなっています。
AnTuTu30万点は軽いゲームなら普通に動かせるスペック値で、重たいものだと若干厳しい印象。
一方、ブラウジングやスマホで撮影した写真の編集、動画コンテンツの視聴などの日常的な動作に関しては全く問題なく動きます。
結論、スペックで見る”購入する/しない”の判断基準は、ゲームをやるかどうか次第
ゲーム性能の検証
今回は2022年4月にリリースされた新作アプリ『AZUREA-空の唄-』で動作検証。
AZUREA-空の唄-
無料posted withアプリーチ
ゴリゴリの3Dグラフィック系なので相当のスペックが要求されるため、解像度とリフレッシュレートを最大に引き上げるとカクツキは免られません。
設定値を全て最低に落とせば動作しますが、この状態だとあまり楽しめなさそうな気がする…
高ランカーを狙いたいなら購入は避けるべきかと。
グラフィック性能を要求しないゲーム、例えばツムツムなんかだとカクツキは感じられませんでした。
カメラ性能の検証
ここからは皆さんお待ちかねのカメラ性能を検証します。
レンズ構成は、
- 50MP メイン広角
- 8MP 超広角
- 20MP 暗視
- 2MP TrueDepth
広角と超広角のズームレンジは0.5倍〜4倍となっています。
まずは昼の部。
思いの他、デジタルズームでも鮮明な写真が撮れてる印象です。
続いて夜の部。
日中と比べて、拡大した時の荒さが目立ちますが、ぱっと見の完成度は申し分無しです。
50MPモードは6,144×8,160の画素数で、右の写真の場合14.3MB分の容量を食っていました。
BV8800とiPhoneを比べてみるとこんな感じ。
BV8800の方が引き締まった印象を受けます。
プロモードで設定を少し調整すると星空も撮影可能。
最後は本命の暗視カメラ。
広角カメラでは真っ暗になってしまう場所でも、暗視カメラならはっきり見渡すことができます。
キャンプや山登り、動物や昆虫観察に有用できそうな機能です。
このサイトではサイトスピードの関係から圧縮した画像をアップしていますが、Twitterの方に元の解像度の写真を上げているので、もし見たい方はこちらからどうぞ。
Blackview BV8800の短所
重い
367gの筐体は片手で持つには重すぎます。
重いスマホで有名なiPhoneですら、最新の14 Proで206g、14 Pro Maxで240g。
タフネススマホとしては一般的な範囲内かもしれませんが、もう少し軽いモデルが出ると嬉しいです。
その他に関しては特に不満はなく、スペック的にも、外観のデザイン的にも満足して使用できると思います。
Blackview BV8800がおすすめな人
Blackview BV8800がおすすめな人は…
- 頑丈なスマホが欲しい方
- 暗所で使える赤外線カメラを使いたい方
- Blackviewファンの方
今回のBV8800では特に赤外線カメラのインパクトが大きかったので、個人的にはこの機能を求めている人には一度手に取ってもらいたいモデルです。
BV8800は4Gの通信に対応していますが、同シリーズのBL8800は5G通信に対応しているので、もし5Gモデルが欲しい方はBL8800を選ぶと良いでしょう。
ただし、お値段は1万円ほど高くなります。
まとめ
タフネススマホやAndroidタブレットを数多く手掛けるデバイスメーカー「Blackview」
今回はそんなBlackviewから販売されているスマートフォン『BV8800』についてレビューしました。
AnTuTu30万点のスペックに加え、赤外線カメラを搭載しているため、真っ暗闇の中でも十分綺麗な写真が撮影できます。
4万円前後でスマホをお探しの方は要チェックです。